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在宅介護の介護流動食とは・流動食の種類と低栄養によって起こる6つの危険性

 

流動食とは、乳児の離乳食や病院などで
消化器官が弱っている人のために出す食事のことです。

 

私の母のように噛むことに問題がある人にも、噛まずに飲み込める流動食を使用します。

 

しかし、流動食だけだと栄養が不足状態の低栄養になりがちです。

 

低栄養は自覚症状がなく、高齢者で痩せている人の方が肥満の人よりも脂肪のリスクが高まります。

 


死亡リスクの上昇は、むしろBMI低値(やせ)の方がより顕著。

 

中年期男女におけるBMIと死亡率の関連.2002,
独立行政法人国立がん研究センターによる多目的コホート研究HPより。
http://epi.ncc.go.jp/jphc/

 

栄養のある流動食を使用するか、可能なら流動食とプラスに他の栄養源を摂って
低栄養になることを防止していかなければいけません。

 

まずは、在宅介護での流動食に関する基本的な知識を簡単にまとめます。

 

在宅介護で流動食を作っている方も、興味がある方も参考にしてみてくださいね。

 

流動食の種類

 

流動食は3種類に分かれます。
まずはそれぞれを簡単にご紹介します。

 

普通流動食

 

病院の術後や、普通食が食べられるようになるまでの流動食を「普通流動食」と言います。

 

普通流動食は、

 

・おかゆの上澄み液の重湯
・果物
・牛乳、具なし野菜スープ

 

などがあります。

 

当サイトで取り扱うのは、普通流動食のことが中心になります。

 

濃厚流動食

 

食品をもとに作られ、タンパク質やミネラルなどの栄養が整ったものを「濃厚流動食」と言います。

 

濃厚流動食も天然の天然濃厚流動食と人工濃厚流動食に分かれます。

 

1パック1本(200ml)で200キロカロリーから400キロカロリーと、
高カロリーを流動食から摂取することができます。

 

特殊流動食

 

腎臓病のための低たんぱく質食、
膵炎のための低脂肪食、
循環器疾患のためのナトリウム制限食です。

 

病状に合わせた特別な食事を流動食でも取り入れます。

 

在宅介護で使える購入できる流動食とは?

 

購入できる流動食には、「経腸栄養剤」と「濃厚流動食品」に分かれます。

 

経腸栄養剤は腸にチューブを通して直接栄養を送るか、口から摂取します。
こちらは医師の処方が必要で、個人で購入することは不可能になっています。
医薬品なので、薬剤費として法的負担率のみを負担します。

 

濃厚流動食は医師の処方は不要で、個人で購入することは可能です。
通販サイトからも購入することができます。
しかし、購入した場合は自分で全額を負担しなければいけません。

 

濃厚流動食はとても便利ですが安いものではないので、できれば手作りで濃厚流動食と
同じくらい栄養のあるものを自然流動食から作れると良いですね。

 

医師と相談の上でどの流動食を使っていくかを決めていきましょう。

 

手作り介護流動食の問題点

 

在宅介護の家庭で作る流動食の場合、食事からだけだと十分な栄養摂取が期待できません。

 

特に高年齢者の場合は体中の筋肉や水分も若い人よりすくないため、低栄養状態になりやすいです。

 

低栄養状態になってしまうと

 

免疫力の低下
体力の低下
無気力
筋肉量、筋力の低下
骨量の減少
骨折の危険が増える

 

といった6つの危険性があります。

 

しかも、低栄養状態は自分で自覚がない場合が多く、
家族などの周囲にいる人間にもわかりにくいことがあります。

 

目安としては、高年齢者のBMI指数が20以下の場合は、低栄養の危険性に注意が必要です。

 

BMI指数は「体重(kg)÷[身長(m)×身長(m)」で出すことができます。

 

若い人の間では「モデル体型はBMI17」なんて言われていますし、
BMI20だと、まさか低栄養になっているほど痩せているようには感じないですよね。

 

しかし、人の体は年齢と共に変化していきます。

 

不足しがちな在宅での手作り流動食を食べている人の介護では、
特に栄養や体重にも気をつけるようにしましょう。

 

 

次の記事では、在宅介護での介護流動食の作り方をご紹介します。