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介護流動食では野菜から栄養を注入しよう!ミキサー流動食に野菜から栄養を注入する時の3つの注意点

 

野菜には栄養が多く、健康な人から介護が必要な人も、日々野菜不足は気になります。

 

介護食を手作りしていると、栄養が気になるのでつい野菜ジュースに含まれている栄養が気になりがちですよね。

 

 

しかし、「野菜ジュースは自分で野菜を選んで調理をする手間もないし、楽ちん」
と頼り切っていませんか?

 

手軽に1日の野菜摂取量目安の350gが摂れる野菜ジュースだけでは、野菜不足は解消されません。

 

そこで、野菜ジュースだけでは栄養不足な理由と、
ミキサー流動食に野菜から栄養を注入する時の注意点をご紹介します。

 

流動食に野菜の栄養をしっかり注入し、野菜の栄養をたくさん摂っていきましょう。

 

野菜ジュースを介護流動食に使うのはあり?

野菜ジュースにはとても便利な点と、気を付けた方が良い点があります。

 

うまく介護流動食として利用できるように、知っておきましょう。

野菜ジュース介護流動食は、作るのがとても簡単

 

ミキサー食をこして流動食を手作りする時、野菜を使用するのは難しいです。

 

まず食物繊維が多い野菜はミキサーで粉砕しきれないので流動食にはNGですし、
煮物にした野菜を使用する人用があります。

 

ミキサー食も注意事項については、
在宅介護でのミキサー食での流動食作り方
の記事で詳しくご紹介しています。

 

しかも、野菜の中には加熱やミキサーにかけると栄養が壊れてしまう場合があります。

 

野菜を使った流動食を使うのは大変ですし、栄養の計算に頭が痛くなりますよね。

 

一方で野菜ジュースなら、栄養計算する必要ないですし、すでに飲み込める液状になっています。

 

食事介護のレシピを考える負担が減るので、楽になります。

 

野菜ジュースでは介護流動食として栄養不足!

 

介護を楽にしてくれる野菜ジュースですが、実は野菜の代わりにはなりません。

 

1日に摂取目安の野菜350gは、ただ野菜をその量摂れば良いのではなく、質が大切です。

 

実際に介護の食事指導をされている栄養士の方の記事をご紹介します。

 

市販の野菜ジュースのなかには「野菜350gに含まれる栄養素量」に見合うように、
乳酸カルシウムや塩化マグネシウムなどを添加して栄養素を補っています。
だから「野菜の代わり」ではなく、「野菜汁入りサプリメントドリンク」だと
思っています。

 

yomiDr.より引用

 

ミキサーで作れば「野菜そのもの」でも、野菜ジュースだと実は別のものになってしまっている
可能性があるんですね。

 

さらに、ビタミンCに関しても、野菜ジュースには問題点があります。

 

もう一つ市販の野菜ジュースの栄養成分表示を見て気になるのは、
栄養素の含有量の幅がかなり広いことです。
ある野菜ジュースは、1本あたりのビタミンCが60〜134ミリグラムとなっています。
もしこれが最少量の60ミリグラムであった場合、「野菜の代わり」にするには
やや少ないのです。

 

yomiDr.より引用

 

ビタミンCの摂取量の目安は、

 

・成人男性 1日90ミリグラム
・成人女性 1日75ミリグラム

 

とされています。

 

栄養士の方が指摘されているように、ビタミンC60ミリグラムでは1日の必要量に足りません。

 

そのことから、野菜ジュースだけに頼り切って栄養補給を考えてしまうのは、
危険なことなのです。

 

ミキサー流動食に野菜から栄養を注入する時の注意点3つ

それでは、野菜からミキサー流動食にして栄養を体に注入していく方法を見ていきましょう。

加熱しても栄養を失われない野菜を選ぶ

 

流動食として野菜を使用する場合は、煮物にすることが必須条件です。

 

加熱に強い野菜を選びましょう。

 

熱に強い野菜をまとめると、以下の通りです。

 

緑黄色野菜
イモ類、カリフラワー
玉ねぎ、ネギ、ニラ、ニンニク、ショウガ

 

緑黄色野菜にはβカロテンが豊富です。
βカロテンは体内でビタミンAに変化し、加熱でも壊れません。
ビタミンAは皮膚や粘膜を保護してくれ、抗酸化作用、視力の維持のサポート効果がある
と期待されています。

 

イモ類やカリフラワーはビタミンCが豊富です。
しかもこのビタミンCは、加熱でもほとんど壊れません。
ビタミンCはマルチビタミンと言われていて、体のあらゆる機能の回復サポートや、
免疫力をアップしてくれる効果を期待できます。

 

玉ねぎ、ネギ、ニラ、ニンニク、ショウガは血行をよくしてくれます。
いわゆる血液サラサラ効果を期待することができ、代謝を促進して冷え性の予防、殺菌効果や
疲労回復をしてくれます。
加熱をすると胃腸への負担が少なくなります。

 

 

これらの加熱でも栄養がたっぷり摂れる野菜を材料に、介護流動食を作るようにしましょう。

粉砕して作った野菜入り流動食は、常温にする

ミキサーで野菜を粉砕して、スムージーにしたものを冷やすと、夏はとてもおいしいですよね。

 

しかし、体温よりも低い流動食は、体を内側から冷やしてしまいます。
それによってお腹を冷やし、下痢を引き起こしてしまうことがあります。

 

特に、体温が上がり始める朝に冷たい食事をしてしまうと、その日一日の体温が
上がりにくくなってしまうので注意が必要です。

 

その状態が習慣化してしまうと、低体温になってしまう危険性があります。

 

体温が下がってしまうと、免疫力の低下につながります。
体温1度につき、なんと免疫力は30%も減ってしまいます。

 

ちょっとした風邪で入院にもなってしまう高齢者の健康のためには、
免疫力を上げて日々病気に負けない体作りをしたいですよね。

 

野菜を入れて流動食を作ったら、常温にするようにしましょう。
夏でも冷たい流動食はNGです。

 

 

次の記事では、栄養ある介護流動食の通販についてをご紹介します。